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Claude Codeの公式情報はAnthropic公式ドキュメントを参照。MCPの仕様はModel Context Protocol公式サイトで確認できる。
Claude Codeはリアルタイムで話しかけるだけのツールではない。cronのように定期実行(scheduled tasks)させることもできる。毎朝のダイジェスト、毎月の請求書作成、価格監視など、寝ている間にAIが自動でタスクをこなしてくれる。
この記事では、Claude Code scheduled tasksの設定方法から、実際に運用している定期ジョブの詳細まで解説する。
Claude Code scheduled tasksの仕組み
Claude CodeにはScheduled Tasks(スケジュールタスク)機能が内蔵されている。cron式でスケジュールを指定すると、指定した時間にClaude Codeが自動起動してタスクを実行する仕組みだ。
タスクの定義ファイルは.claude/scheduled-tasks/配下に配置する。スキルと同じSKILL.md形式なので、学習コストが非常に低い。
.claude/scheduled-tasks/
├── monthly-invoice/SKILL.md # 月次請求書
├── claude-update-digest/SKILL.md # 更新情報ダイジェスト
├── the-stash-daily/SKILL.md # 家計データ同期
└── yeezy-claim-followup/SKILL.md # 問い合わせフォロー
📊 スケジュールタスクの運用パターン
スケジュールの設定方法
Claude Code scheduled tasksの設定は2つの方法がある。まず、ターミナルで/scheduleコマンドを使う方法:
/schedule create "毎朝9時にダイジェストを送って"
自然言語で指示するだけで、適切なcronスケジュールが自動設定される。一方で、cron式で直接指定することも可能だ:
0 9 * * * # 毎日9:00
0 10 1 * * # 毎月1日10:00
*/30 * * * * # 30分ごと
さらに、ワンショット(1回だけ実行)とリカーリング(繰り返し実行)の2種類があり、用途に応じて使い分ける。
実際に運用しているClaude Code scheduled tasks
月次請求書の自動作成(毎月末)
月末になると自動で起動し、以下の一連の処理を無人で実行する:
- 当月の稼働時間を集計
- Excelテンプレートに記入
- PDFに変換
- BtoBプラットフォームにアップロード
- Gmailで送付通知メールを送信
以前は毎月30分かけていた請求書作業が完全自動化された。その結果、月末の定型作業がゼロになった。これはClaude Code scheduled tasksの中で最も効果の大きいジョブだ。
Claude Code更新ダイジェスト
Claude Codeの最新アップデート情報を自動収集し、要点をまとめてメールで送信するジョブだ。新機能やバグ修正の見落としがなくなり、常に最新の機能を活用できるようになった。
家計データの日次同期
freee APIから当日の取引データを取得して、家計管理アプリ「THE STASH」のデータベースを更新する。毎日自動で実行されるため、ダッシュボードには常に最新のデータが反映される。
問い合わせフォローアップ
ECサイトへの問い合わせに返信がないか、定期的にGmailをチェックするジョブだ。返信があれば即座にメール通知してくれる。これにより、重要な返信を見逃すリスクが大幅に減少した。
⏰ cron式クイックリファレンス
0 9 * * *毎日 9:00
0 9 * * 1毎週月曜 9:00
0 10 1 * *毎月1日 10:00
*/30 * * * *30分ごと
0 9,18 * * *毎日 9:00 & 18:00
0 0 L * *毎月末 0:00
形式: 分 時 日 月 曜日 — * は「毎」、*/N は「N毎」
ワンショットジョブとの組み合わせ
定期ポーリングを設定する際は、期限切れ通知のワンショットジョブを併設するのが重要なテクニックだ。
たとえば「30分ごとにメール返信をチェック」するリカーリングジョブを作ったら、「期限前日の夜にリマインドメールを送る」ワンショットジョブも一緒に作成する。この組み合わせにより、期限切れの忘れを確実に防止できる。
Claude Code scheduled tasksの運用コツ
- SKILL.mdに手順を明確に記述 — 無人実行のため、曖昧な指示は予期しないエラーの原因になる
- エラー時の通知を設定 — ジョブが失敗したことに気づかないのが一番危険だ
- 完了したジョブは削除 — 終了した案件のポーリングが残り続けると、トークンと実行リソースの無駄になる
- 実行ログを定期確認 — ダッシュボードで実行結果を確認し、異常がないか監視する
- ワンショット通知を併設 — リカーリングジョブには必ず期限切れリマインダーを付ける
次回予告
次回はアプリ開発編。Claude Codeと一緒に作った家計管理ダッシュボード「THE STASH」の構成と開発プロセスを紹介する。AIとのペアプログラミングで本格的なWebアプリをどう作るか、実践的に解説する。
