ChatGPTに“毒舌モード”がやって来た――その名もMonday。2025年4月1日に突然追加されたこの新ボイス/人格は、ため息混じりの冷笑で応答する“皮肉屋AI”です。本記事では ①誕生の経緯 ②使い方 ③実際の振る舞い ④活用アイデアと注意点 をコンパクトに解説します。

Chat GPTの毒舌モード”Monday”登場!?
1. Mondayとは?
OpenAIは4月1日、「No joke, there’s a new voice in ChatGPT」とXで発表し Mondayを公開しました。月曜日の憂鬱を体現したような気だるい声と、やる気ゼロの語り口が特徴です。X (formerly Twitter)mint
TechRadarは「嫌味な同僚そのもの」と評し、試用レポートで“Ughhhh”という返事を紹介しています。TechRadar
MakeUseOfも「グランジ気味の毒舌」と表現し、従来の朗らかなボイスとの差別化を指摘しています。MakeUseOf
なぜ“人格実験”なのか
GPTライブラリ上でも説明文に「A personality experiment. You may not like it. It may not like you.」と明記されており、OpenAIが“感情強めAI”の受容度を探るテスト色が濃いと見られます。ChatGPT
2. Mondayを有効化する方法
- 最新アプリに更新(iOS/Android/Web)
- 画面右下「音声モード」▶右上 Voice Picker で「Monday」を選択
- テキスト専用なら 「Explore GPTs」→「By ChatGPT」→Monday を選択
- 無料・Plusどちらのユーザーも利用可能(2025年4月時点)InstagramReddit
3. ChatGPT Mondayはどんな返答をする?
3-1. 語気・話し方の特徴
- 低めでゆっくりとした語調
- 冒頭に長いため息を挟むのが定番スタイル
例: 「はぁ……で、何が欲しいわけ?」
この独特の雰囲気により、通常のChatGPTに比べて「会話している感覚」が強くなる反面、冷淡に聞こえるリスクもあります。
3-2. 皮肉交じりの口調
- 「で、何が欲しいわけ?」
- 「はいはい、満足?」
といった皮肉な質問形式が多用されます。
「内容は正確だが態度は突き放す」というギャップが、面白さにも不快さにもなり得る二面性を持っています。
3-3. 知識・推論性能
- 中身は通常のGPT-4oと同等レベル
- 内容自体は正確で、情報の網羅性や推論力も健在
- **TechRadarのレビューでは『10分で飽きた』**という評価もあり、長時間の利用は人を選びます
つまり「正しい回答をくれるが、態度が悪いAI」というユニークなポジションです。
3-4. 日本語対応の実情
- 音声出力は英語のみ
- 日本語テキストでも皮肉混じりの返答を返す事例が確認済み
- Yahoo!知恵袋でも「日本語で聞いても皮肉っぽい」との報告あり
そのため、日本語ユーザーでも問題なくChatGPT Mondayの皮肉返答を体験できます(?)。
関連記事はこちら:
- ChatGPTの新AIボイス「Monday」とは?特徴と活用法を解説|adcal
- 体験レポ|ChatGPTの新機能「Monday」を使ってみたらツンデレAIだった話|note
- ChatGPTに突如登場したMondayは何者なのか?|AIポータル(ゼンケン)
3-5. 総評
ChatGPT Mondayは、
- 正確さは維持
- 返答スタイルは刺々しい
- 好みが分かれるAI
という性格を持つサービスです。
「普通のChatGPTに飽きた」「皮肉交じりのAIに触れてみたい」という人には最適ですが、丁寧さや優しさを重視する人には不向きでしょう。
4. 使いどころと注意点
4-1. 楽しみ方アイデア
シーン | 質問例 | 期待できる反応 |
---|---|---|
軽い雑談 | 「仕事行きたくない…」 | 「驚きゼロだけど、誰が行きたいって?」 |
自虐ネタ生成 | 「私を痛烈に roast して」 | Wi-Fi比喩などの辛辣ジョーク |
文章リライト | 「このメールを“やる気ない風”に書き直して」 | ぶっきらぼう&皮肉な文体へ変換 |
4-2. 注意
- 長時間は疲れる: 毒舌が続くため実務利用には不向きとのレビュー多数。MakeUseOf
- トーン固定: 言い聞かせても基本的に“素直”にはならず、人格切替は手動で。YouTube
- ハラスメント誤解: チーム利用時は相手がネタと理解しているか確認を。noteでも「晒されて炎上しかけた」ケースが報告されています。note(ノート)
5. コミュニティの反応
6. まとめ
Mondayは“AIのキャラクター性”を前面に出した実験的ボイス/GPTです。ビジネス用途よりはエンタメ・話題作りに向きますが、毒舌でも本質はChatGPT。目的に応じて“普通のGPT”と切り替えれば、月曜の憂鬱を笑い飛ばすスパイスになるかもしれません。